ニューホライズン英和・和英辞典

『ニューホライズン英和辞典 第7版』『ニューホライズン和英辞典 第5版』『ニューホライズン英和・和英辞典 第6版』が東京書籍株式会社より刊行されました。弊社も編集で協力させていただきました。

平成24年度からの新しい中学教科書どれにも対応し、高校入試によく出る語句・表現を多く収録しています。

ニューホライズン英和辞典 第7版

『英和辞典』は、単語の意味を調べるだけではなく、多様なコラムやイラスト・写真などでその語の使い方、文化的な背景などをくわしく説明し、英語が楽しく学習できるように工夫されています。

ニューホライズン英和・和英辞典 第6版
ニューホライズン和英辞典 第5版

『和英辞典』では、中学生が英語で自分の考えを発信するのをサポートするため、コミュニケーションに役立つ表現を集めたページや作文の組み立て方を説明したコラムを充実させ、扱うテーマもクラブ、アニメ、お笑いなど中学生に身近なものを多く取り入れました。

夏目坂界隈 ~『硝子戸の中』その2~

喜久井町バス停夏目坂の地下鉄早稲田駅に近い場所に、喜久井町という町域が広がっています。弊社がある原町の隣町です。この喜久井町という名も漱石にゆかりがあるそうです。

私の家の定紋が井桁に菊なので、それにちなんだ菊に井戸を使って、喜久井町としたという話は、父自身の口から聴いたのか、または他のものから教わったのか、何しろ今でもまだ私の耳に残っている。父は名主がなくなってから、一時区長という役を勤めていたので、あるいはそんな自由も利いたかも知れないが……(岩波文庫版、pp.66-67)

漱石の父親も面白い人ですね。私は喜久井町のバス停の前を通るたびに、この一節を思い出します。

今日の夏目坂は冷たい雨が降っています。

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9割の日本人が使い方を間違える英単語101

9割の日本人が使い方を間違える英単語101『9割の日本人が使い方を間違える英単語101』(阿部一著)が株式会社ジャパンタイムズより刊行されました。弊社も企画・編集で協力させていただきました。

本書はラーナーズコーパス(外国語学習者がその外国語で書いたり話したりしたものを集めたデータ)から、主に中級レベルの英語学習者が犯しやすい間違いをピックアップしてその正しい用法の習得の助けとなるように作られたものです。

例えば、He suggested Bill the idea.「彼はその考えをビルに提案した」やMr. Tanaka is an available person this evening.「田中さんなら今夜空いています」、He missed again.「彼はまたミスを犯した」という文。ついつい書いたり言ったりしていませんか?

本書の各見開きの最後には、こういったありがちな間違い文が挙げられており、次の見開きで正しい英文や解説、他の用例を確認できるようになっています。

間違い文を見てもどこが間違っているのかピンとこなかった方、チャンスです。ページをめくるたびに新しい「なるほどね!」が待っています。

夏目坂界隈 ~やつで~

昼休みに外を散歩していると、やつでの白い花が目に留まりました。地味な花です。

やつで【八(つ)手】冬、白色の小さな花を多数円錐状につける常緑低木。葉は大きくて、掌状に裂ける。観賞用。

(『新明解国語辞典』第七版、三省堂、p.1525)

やつでの花

若松町バス停付近

やつではよく見かけますが、その花に注目したことはこれまで殆どありませんでした。冬に咲く目立たない花――ちょっといとおしくもありますね。

この後は八手の花と愛で生きん星野立子

(『俳句の花図鑑』成美堂出版、p.373)

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夏目坂界隈 ~コスモス~

コスモス

夏目坂から裏路地に入った民家の玄関先に、コスモスの鉢植えがありました。11月末の寒さの中、鮮やかに咲いています。

コスモスを離れし蝶に谿(たに)深し水原秋櫻子

(『365日で味わう美しい季語の花』誠文堂新光社、p.192)

コスモスのゆれかはしゐて相うたず鈴鹿野風呂

(『俳句の花図鑑』成美堂出版、p.341)

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